よくある質問で、「貴店の工房ではどの程度のリペアが可能なのか?」
と、言うお問い合わせを頂きます。
まぁ、ウチは大々的に広告を出して露出している工房ではないですから、
大事にされている愛機がどうなるのかは、やはり気になるところですよね。
今回、HP製作に当たって、
ちょうど良く大規模なリペア依頼がありましたのでまとめて特集してみます。
リペアを考えられている方の、何かの参考になれば幸いです^^。
お預かりしたときの状態 | ||
指板セル剥がれ。 ネックには反りとうねりが見られた。 |
パーツは全てはずしてあり、 ボディは途中まで塗装を剥いだ状態。 |
裏側も同様に剥がしかけの状態。 |
そして作業開始! | |||
まずは、弦を張りネックの状態を確認。 この時、ネック反りも修正。 |
ネックで隠れてしまっているが、 裏にテンション測定のメーターがある。 |
そしてテンションをかけた状態で フレットを抜き、指板調整。 |
新しいセルを接着。 セル固定の為、しばし放置プレイ。 その時、友人Iが茶を持って登場(喜)♪ |
塗装・バフがけ・組み込みは、無駄なく・慎重に・正確に! | |||
結局塗装は全部剥ぎ、生地調整。 その際、傷・欠け・打痕修正も。 ナットとフレットの取り付けもこの時点で。 |
生地調整後、シーラー・サンディング・ 着色・セルがき・トップコート・バフがけ と続きます。所謂リフィニッシュです。 |
そしてトップコートを吹き、バフがけの後、 一度弦を張ってからネックの状態を確認。 |
ネックを修正し、いよいよ最終工程! 指板にマスキング後すり合わせを行い、 最終的な調整で整えていく。 |
完成! |
如何でしょうか? ボディに景色の映りがありますが、 リペア自体はご満足していただける内容に仕上がったと思います。 画像が暗いですけれど、オールウレタン塗装で、 シースルーブラックトップ、ダークブラウンバックとなっています。 |